仕事がある限り定年を気にせず働ける

 収入があれば生活していくことは可能であるという考え方をするとフリーランスは理想的な働き方の一つとなるだろう。仕事の獲得を続ければその仕事の内容に見合った収入が手に入るのはフリーランスをしているときのメリットである。仕事をしないと決めたらそれが実質上の定年になるが、働きたいと考えて仕事を探し求めていれば定年になってしまうことはない。

 企業に勤めていると60歳か65歳程度で強制的に働けない状況になってしまうが、フリーランスは定年を気にせずに働けるという点が企業勤めより優れていると言えるだろう。エンジニアとして働いてずっと収入を得ていきたいという人にとって企業で働いていると定年があるのが気にかかってしまうのはもっともなことである。そういう人の場合には早めに独立を目指すようにすると良いだろう。
 定年退職をしてからフリーランスになるのは大変に感じる人もいるため、予め足場を作っておくのが望ましい。年齢を重ねていても有能なエンジニアであるという認識を持ってもらえるように若い頃から準備しておくことが、晩年までフリーランスをして仕事の獲得ができるようにするために欠かせないからである。

 もう独立しても一人で仕事を遂行できる程度のスキルがあるという自負ができたら、早めにフリーランスを開始して足場を作り上げるようにするのが賢明な判断と言える。数々の仕事を請け負って企業との信頼関係を築き上げることができれば、いつまでも仕事の獲得には困らなくなるだろう。